投資狂日記

自由を追求するブログ

期待外れ感満載の東証市場再編

昨日、東証が上場企業について新しい市場区分への移行先を発表した。

現行の東証1部企業は8割がプライムへ移行する。これではプライムという名に値しないと思うのだが、企業自身はそう思っていないのだろう。

基準に適合していなくても経過措置が設けられ、その経過措置を利用してプライムに残ろうとする企業もあるようだ。

 

そこまでしてプライムにこだわるのはなぜなのか。プライムに残るため政治的な圧力まであったというから驚く。人材採用や知名度に影響があるというのだろうが、そのために最上位の市場に残ろうとすること自体が投資家を舐めているようにしか思えない。

株式市場は投資家が企業を評価する場だ。本来なら投資家目線で市場区分すべきなのに、企業が自らを評価して市場を選んでいる。

 

市場再編より新しい株価指数が必要なのかもしれない。米国株のS&P500指数のような株価指数だ。TOPIXは市場再編によって算出方法が変わるようだが、それもあまり期待できない気がする。投資家目線で客観的な基準をもとに厳選された銘柄による株価指数がほしい。

 

もし株価指数を自分でつくるとしたらどんな基準で銘柄を選ぶだろうか。

自分で選別して指数を作り、定点観測してみるのも面白いかもしれない。