前回、自分で株価指数を作るならどんな銘柄で構成するか、と書いた。
そこで実際にオリジナルの株価指数を考えてみた。
日本企業の多くは成長性が低く収益性も低い。そうした企業が指数に含まれてしまっている。なので指数を構成する銘柄はやはり成長性が高い企業で構成する。しかも、その成長性もできるだけ長い期間にわたって持続するほうがいい。また、成長性のみならず収益性の高さも求める。
企業選定のスクリーニングには、「バフェット・コード」という企業分析サイトを使用した。スクリーニングの条件は以下の通り。
売上CAGR(5) 売上の5年平均成長率 10%以上
純利益CAGR(5) 純利益の5年平均成長率 15%以上
ROE 15%以上
ROA 7%以上
営業CF/売上比率 5%以上(売上がキャッシュを生み出す力となっているかをみる)
この条件でスクリーニングすると、たったの87社しか残らない。かなり厳しい選定基準といえるだろう。この中から株式時価総額が大きい上位50社を採用銘柄とした。その企業は以下の通り。
8035 東京エレクトロン
4519 中外製薬
7974 任天堂
2413 エムスリー
6920 レーザーテック
6857 アドバンテスト
3064 MonotaRO
4751 サイバーエージェント
3288 オープンハウスG
3635 コーエーテクモHD
6532 ベイカレント・コンサルティング
7564 ワークマン
4686 ジャストシステム
8919 カチタス
7071 アンビスHD
9090 丸和運輸機関
6544 ジャパンエレベーターサービスHD
6080 M&Aキャピタルパートナーズ
2491 バリューコマース
7839 SHOEI
4369 トリケミカル研究所
3182 オイシックス・ラ・大地
2326 デジタルアーツ
6035 アイ・アールジャパンHD
6200 インソース
4880 セルソース
6196 ストライク
2471 エスプール
6095 メドピア
3694 オプティム
6099 エラン
7033 マネジメントソリューションズ
2929 ファーマフーズ
6036 KeePer技研
3150 グリムス
6254 野村マイクロ・サイエンス
3902 メディカル・データ・ビジョン
3540 歯愛メディカル
3836 アバント
3983 オロ
9467 アルファポリス
3932 アカツキ
3922 PR TIMES
3925 ダブルスタンダード
3901 マークラインズ
6556 ウェルビー
2148 アイティメディア
6050 イー・ガーディアン
2130 メンバーズ
3665 エニグモ
50社の株式時価総額合計は1月12日時点で39,156,961百万円となる。これを基準として毎週末時点の時価総額と比較していく。1年後に選定銘柄の入れ替えを検討する。このブログで勝手に作ったものということもあり「投資狂指数」と称することにする。
採用銘柄はやはり情報通信・サービスが多い。高成長銘柄の株価は最近冴えないが、将来を期待できる日本企業だ。
定点観測することでどんなパフォーマンスとなるか興味深い。