投資狂日記

自由を追求するブログ

農耕と狩猟と置き網

昨日は出かける用事があって、酷い雨と風にさらされる電車に長い間乗っていた。そんな叩きつけるような風雨をぼんやり見ながら、こんな天気を相手にする農家の大変さを思った。

 

農家といえば、株式投資は農耕のようなものだと思っていた。種を蒔き、芽が出るのを待ち、やがて花が咲き、実がなり収穫する。時には蒔いた種が芽を出さなかったり、またある時は予想外の美しい花が咲いて高値がついたりする。順調に育っていてもあるとき暴風雨で台無しになるものもあれば、風雪にめっぽう強いものあったりする。そんななかでできるだけ成長が早く丈夫で、立派な花を咲かせ、多くの実がなるものを探し求めているわけだ。

だが株式投資をこうした農耕ではなく狩猟と捉えることもできる。狙った獲物を追いかけできるだけ効率よく仕留める。獲物をどう捕らえるかはハンターによって異なるが、自分に合った方法を持っている。しかしそれとて確実なものではない。

そしてもう一つ、漁業での置き網という方法もある。あらかじめ網を張っておき、魚のかかるのを待つ漁だ。網をいつ、どこに張るかによって結果が変わる。うまく張れたとしても網が破けて収穫がないこともありえるし、狙った獲物がかからないこともある。

 

結局、確実な方法などない。それならわざわざこんなことしないで手っ取り早くスーパーでパッケージされたものを買うというのがきっといいのだろう。

でもそれでは収穫の喜びや獲物が取れたときの喜びはないのだ。