投資狂日記

自由を追求するブログ

インベスターなのか、それともトレーダーなのか

今日も日経平均株価は大幅下落となった。米国政治のゴタゴタが下落に拍車をかけているようだ。そういえば日本でも民主党政権時はその政治運営の拙さもあり株価が低迷していたことを思い出した。

 

民主党政権のときの迷走ぶりには呆れ返ったが、今回の米国トランプ政権もかなりひどいといっていい。数少ないまともな人物が政権からどんどん離れていき、そのことが底なしの不安をもたらしている。

 

こういうとき投資家はいかにブレずにいられるかが試されている。

ところで、「投資家」という日本語は幅広い意味を持っている。英語ではインベスター、トレーダー、スペキュレーターなどといろいろあるが、日本語では「投資」で一括りにされる。「投機」という言葉もあるが、たいていは投資に含まれている。

だから「投資家」といってもある人はインベスターであったり、またある人はトレーダーだったりする。

私は大部分がインベスターであり、たまにトレーダーだったりするけど、本質的にはインベスターだ。インベスターは農耕と似ている。将来多くの実が期待できる種を見分けてその種を蒔き、芽が出るのを待ち、やがて花が咲き実を収穫する。だから時間軸は必然的に長くなり、時には厳しい風雪に耐えなければならないこともあるわけだ。

ところが、最近のような暴落という風雪に遭遇すると、インベスターだったはずが、いつの間にかトレーダーに変身してしまう人が多いようだ。風雪に強い種を蒔いたはずなのに、蒔いたばかりの種を掘り起こし捨ててしまうのだ。

逆にトレーダーだったにもかかわらず、投資していた銘柄の含み損失が大きくなると突然インベスターになり、損失を抱えた銘柄を保有することを正当化する。トレーダーだったら損切りを徹底すべきなのに。

 

自分の投資行動に一貫性がないと、大きな成果は期待できない。だから最近の状況は投資家自身が試されているのだ。