今日は日経平均株価が大幅に下落した。そんな中、久しぶりに新規銘柄を現物で買った。
買ったのはアリアケジャパン。天然調味料の最大手で「食のインテル」の異名をとる企業だ。ずっと前からチェックしていたが株価が高い状態で投資できずにいた。
そのアリアケジャパンが先日に決算を発表し、その内容が振るわなかったことが嫌気されて今日の株価は暴落した。東証一部では不祥事を起こしたレオパレス21に次いで2番目の下落率だ。
確かに決算の内容は芳しくなく、これまでの業績からすれば物足りないものだ。通期の業績予想に変化はないが、米国子会社の譲渡による特別利益が計上されるためであって、業績が持ちこたえるからではない。
それで株価が暴落したのだろう。だが短期的にはともかく、長期的にみればアリアケジャパンの事業は依然として強いと思っている。調味料は加工食品や外食には不可欠で、低迷したとしても比較的短い期間で済むと考えている。毎年の営業キャッシュフローは着実に増加しており、稼ぐ力には底力がある。ROEも悪くなく、自己資本比率も高いことから財務的には盤石だ。だからこそずっと注目していたのだ。
株価は1万円を超えていたが年末の下落も重なって今日は6,000円を下回るまでになった。PERも30倍を超えていたが約21倍になった。これが割安かどうかは人によって見解が異なるだろう。私は優良企業がコケたときはチャンスだと考え、ひとまず100株買った。
とはいえ、しばらくは辛抱しなければならないことは覚悟している。