投資狂日記

自由を追求するブログ

悲観と楽観の間

今日で日経平均株価は4日続伸となった。米中首脳会談で何らかの合意が得られるとの期待が背景にあるようだ。

 

これをもって楽観的になるのはどうなのだろう。あるニュースが伝わったとしてもそれが悲観的に解釈されたりあるいは楽観的に解釈されることもある。そのニュース自体も客観的事実のようで感情のフィルターがかかっていることだってありうる。記事を書く人が楽観的ならそういうニュアンスがにじみ出るだろうし、それを読んだ人もそういうニュアンスを感じ取り、それをもとに行動に移すかもしれない。

 

株価の動きは長期的には業績に連動するが、短期的には人間の感情によって揺れ動くと私は常々思っている。ときには楽観的になりそれが強欲的にまでなり、また一方では悲観的になりそれが恐怖を呼び起こす。それが株価の動きとして現れると考えている。

だから長期的に見て業績が堅調であると判断するなら、短期的な変動はあまり気にする必要はないのだ。

だが、短期的に勝負するのなら投資家の心理状態が楽観的なのか悲観的なのか冷静に見極める必要がある。感情に左右されずに機械的に取引すべきというが、人間である以上、感情をなくすことはできない。私が短期的な取引があまり得意でないのはそこに原因があるのだろう。

でも株価の急落を引き起こすのも人間がプログラムした自動取引だったりする。機械的な取引も人間が作ったものであるなら、その感情が機械に反映されてより動きが増幅されてしまうのかもしれない。

 

さて、今は悲観と楽観の間のどのへんなのだろう。これも投資家それぞれで意見が異なるはずだ。大勢の見方が正しいわけではなく、少数だからといって間違っているとは限らない。それでも大抵は大勢の方へ流されていく。それを疑問を持って客観的に判断しようとする姿勢を持つことが大切だと思う。