危ないといわれ続けてきたギリシャ支援問題がいよいよ瀬戸際まで来つつある。これまで懸念していたので成り行きが気になることは確かなのだが、最近はそれより危ないのではないかと思っているのが中国株の異常にみえる過熱ぶりだ。
中国では不動産から理財商品が盛り上がり、そして今度は株に向かっている。個人投資家が中心で過熱しやすい状況だという。
私は中国株に手を出したことはないが、それは根本的にいまだ中国は共産主義の国であり中国共産党の意向によって物事が動くという怖さがあるからだ。さらに国有企業が多く、ディスクロージャーが本当に信頼できるものなのかがわからない。
今、中国政府は景気を下支えするため金融を緩和していることもあり、マネーが株式市場に向かっているが、企業の実力とは関係なく株価がつきはじめているように思える。そして中国で株式市場にショックが起きればギリシャより影響は大きいと思うのだ。
ギリシャ問題に注目が集まっているが、この中国の株式市場も要注意だ。
もし日本の株式市場に影響が出るとしても、冷静に考え、絶好の買い場にするように心の準備を怠らないようするつもりだ。