投資狂日記

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サッカー日本代表のハリルホジッチ監督解任で思うこと

サッカー日本代表ハリルホジッチ監督が解任された。ワールドカップ本番までわずかしか期間がない中での解任なので非常事態だ。

 

ハリルホジッチ監督が就任した時、私は期待していた。日本は世界から見ればまだ弱者だが、戦術や采配によって試合の流れを劇的に変えることができる監督なのではないかと思ったからだ。

だが、ワールドカップ予選の戦いをみていて、徐々に懐疑的になった。

先月行われた欧州遠征の親善試合をみても、選手の連携がうまくいっておらず、迷いがあるように思えた。

 

選手たちがこうしたほうがいいと思っていることと監督が要求することにズレがあり、それが埋まらないままここまで来てしまったようだ。選手に迷いがあるからプレーに思い切りの良さがなく判断が遅れる。それで後手を踏むことになりさらにプレーが精彩を欠くようになる。迷いが悪循環を招いてしまうのだ。

 

私が応援している浦和レッズも堀監督が解任されたが、同じように選手に迷いがあったように思える。

アジアチャンピオンズリーグでは粘り強い守備で優勝したが、逆に攻撃力が弱まってしまっていた。そこで新シーズンでは攻撃力を増強するようトレーニングしたはずだがその結果が出ずに勝てない。日本代表の親善試合で中断したリーグの合間に立て直しを図ったが、リーグ再開後も勝てなかった。こうなるとやってきたことで結果が出るのだろうかという迷いが出てきて悪循環になる。

 

この「迷う」ということは誰でも日常的にあることだ。

でも迷ったなかで判断したり行動したりしても、大抵はうまくいかないものだ。

投資でも後から振り返れば迷って中途半端に判断したものほどうまくいっていない。

 

逆に迷いのない行動というのはうまくいくことが多い。思い切りがよくなるし、集中力も高まる。

ただ迷いをなくすことは難しいし、迷ったらどうするかというのも難しい。

 

サッカーでは監督を交代することでリセットし、選手の迷いを吹っ切る。

浦和レッズは監督交代後ようやく勝利した。試合内容はまだまだ納得できるものではないけれど悪循環を断ち切る契機となったかもしれない。

 

日本代表はどうなるだろう。

難しいかもしれないけど、悪い流れを変えてほしい。

そしてワールドカップで世界を驚かせる活躍を見せてほしい。

これで楽しみになってきたと思う。

落胆で終わるかもしれないけど、このドキドキ感がたまらないのも確かなのだ。