私の株式投資は個別株が中心で、自分が好む銘柄を選んでポートフォリオを構成している。
いわば銘柄の選定に注力しているわけで、どうしても個々の銘柄単位で考えてしまう。それでもいいのかもしれないが、最近の日経平均株価が急上昇しているにもかかわらず、その波に乗れない銘柄があったりしてポートフォリオ全体の勢いがイマイチなのが気になってしまう。
そこで、個別銘柄の視点を広げてポートフォリオ全体を見回し、ポートフォリオ全体のパフォーマンスが上がることをもっと考えたほうがいいのではないかと思い始めた。つまり、銘柄の選定のみならず、その後の”剪定”が必要なのではないかというわけだ。
剪定とは、庭木や植木など植物の不要な枝や葉などを切って植物の形を整えたり、風通しを良くしたりして、育成を促進したり、逆に育成を抑えたりする作業のことだ。
ポートフォリオも同じようにパフォーマンスが上がらない銘柄を切り新たな銘柄を加えたり、保有株数を調整したりして、ポートフォリオ全体の成長を促進させたり、リスクを抑えるように剪定していく必要があるのではないか。
だから、業績は問題なくても株価の反応が鈍い銘柄は保有株数を減らし、新たな銘柄へ資金を振り向けることももっと積極的に行うことになる。
ただ、やりすぎれば逆に不格好になってしまうから、やはりバランスをとらなければならない。そのあたりは腕の見せどころとなる。むろん、銘柄の選定も重要であることは変わりない。
こんなことを考えつつ、今週は実際にポートフォリオの剪定を行った。
その内容は後日、運用状況の記事で明らかにするつもりだ。