私の娘に限らず子供たちはゲームが好きだ。娘たちが今、はまっているのがマインクラフトで、自由にいろんなことができるのが楽しいらしい。
ゲームにのめり込んでしまうのも問題だが、そのゲームにも将来役に立ち自然と勉強になるものもある。
そうした役に立ちそうなゲームに
『A列車で行こう はじまる観光計画』
というのがある。
「A列車で行こう」シリーズは昔からあって、私もかつて遊んだことがある。
このゲームは、鉄道会社を経営しながら街を発展させていくというものだ。今はゲーム機の性能も上がっているのでグラフィックがきれいでかなりリアルになっている。鉄道ファン向けのゲームと思われがちだが、会社経営に興味がある人も楽しめる。
鉄道会社の運営は本格的で、むやみやたらにやるとあっという間に資金がなくなってしまう。将来性を見据えてどこに駅をつくり、どう路線を結んで、どう車両を運行するかを決めなければならない。
資金が必要となれば銀行から借り入れしたり、一定の条件をクリアすると株式公開によって資金を調達るすることもできたりする。
そしてなにより経営の内容が財務諸表できちんと表示されるのが凄い。貸借対照表と損益計算書がちゃんとあり毎年決算をする。利益が出れば法人税を払い、株主に配当も払うことになる。支払うときには当然ながら資金が必要で、設備投資とのバランスから資金繰りを考えないといけないのだ。
このゲームで経営と会計と資金繰りを一通り体験することができる。
下手なビジネス本を読むよりこのゲームをやったほうが勉強になるのではないかと思うくらいだ。
このゲームを娘たちに薦めてみようかと思っている。
娘たちは「お父さんがそのゲームやりたいんでしょ」
と痛いところをついてくるに違いない。