今年も早いものでゴールデンウィークに入った。
その今年も相変わらずコロナ禍が続き、米国の金融引き締めによって株式市場は厳しい局面となっている。その上、昨年来からの岸田首相による反市場的な言動、極めつけはロシアのウクライナ侵攻という想定外の出来事に見舞われた。さらには円安という波乱要素が加わろうとしている。
株式市場は人々の不安を表したかように上下を繰り返している。私のポートフォリオもそれに応じて乱高下してきたが、意外と持ちこたえていて気分が落ち込むほどにはなっていない。
ゴールデンウィークが明けると決算発表が本格化する。注目すべきは業績予想で、その内容によって投資家の選別がはっきりすることになるかもしれない。堅調な業績が見通せる企業とそうでない企業で明暗が分かれる。
ただ、ウクライナ情勢による資源高の影響がどれくらい続くのか、また円安傾向に歯止めがかかるのか、あるいはさらに円安が進むのか先行きを見通しにくいため、企業も業績予想に苦心するだろう。だからたとえ業績予想が良かったとしてもそれが実現するかどうかの不確実性はいつもより高いので安心はできない。
連休明けは決算分析にかなり時間を割くことになる。
なのでゴールデンウィーク中はしばし株式市場から離れてリフレッシュしたい。
そしてパソコンやスマホの画面から目を離し、外の風景や景色を見てみると普段気付かなかったことに気付いたりするものだ。それが新たな投資のきっかけになったりする。
そしてゴールデンウィーク後には潮目が変わって先行きが明るくなっていることに期待したい。