人のスピーチを聞く機会というのは多い。学校では入学式や卒業式、会社では入社式で式辞があるし、結婚式でもスピーチがある。
そういったなかで心に残るスピーチというのはごくわずかだ。大抵はきれいさっぱり忘れ去られる。
学校の校長の話なんて全く記憶にない。残っているとしたら、とてもいい教師だったに違いない。残念ながらそういった教師には巡り合わなかった。
多くの政治家の発する言葉も空虚だ。あらかじめ用意された言葉を読んでいるだけということが透けて見えてしまう。
東京オリンピックでのバッハ会長のスピーチもうんざりした。長いだけで中身はほとんどなかった。
では心に残るスピーチとはどんなものなのか。なぜ心に残るのだろうか。
最近ではウクライナのゼレンスキー大統領が各国で行った演説が話題になった。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズの演説も有名だ。
最近たまたまYouTubeで見た以下の動画も、なぜだか心に響くものだ。
言葉はただ言葉だけで成立するものではないのだろう。
言葉がそれを発する人を体現しているからこそ、言葉が心に届くのではないか。
言葉に力を持たせるには、自分自身を磨くほかないのだろう。