投資狂日記

自由を追求するブログ

Go To トラベルのグダグダ感

 Go Toトラベルが年末年始に一斉停止されることとなった。これには賛否両論あるようで、遅すぎるだとか、かき入れ時である年末年始では経済的ダメージが大きいといった批判がある。

 

経済を回すアクセルを踏みつつ、感染拡大を抑えるブレーキを踏まないといけないので対策が難しいのはわかる。だが政府のやっていることが行き当たりばったりのグダグダ感があるのはなぜなのだろう。

これまで経済重視でいたところに急遽感染拡大防止へと舵を切ったことで困惑が広がっている。この方針転換の理由がいまいちはっきりせず、政権の支持率が下がったからだとかいう世の中の空気を読んだだけのような気がしてならない。結局感染拡大は止まらず、経済にブレーキをかけることになってしまった。

 

政策を続けるにしろ停止するにせよ、突然に話が出てくることが問題なのだ。権限を有する者が権限があることを誇示するためなのだろうか。だとしたら振り回される方はたまったものではない。

 

経済回復と感染拡大防止を同時に両立することは難しい。だから万人が納得する方法はそもそも存在しないのだ。ならばあらかじめ感染状況に関して何らかの基準を設けて、その基準に達するまでは経済回復重視とし、その基準を超えたら一定期間感染防止対策を徹底するといった明確なルールにするのがいいのではなかろうか。その基準の情報を日々決まった時間に公表すれば、国民は感染状況の深刻度合いがわかるし、基準に達しそうな状況となればそれに応じて事前に備えることもできる。何を基準とするかはそれこそ専門家の意見を参考にすればいいし、それを決めるのが政治ではないのか。

 

事前に予測できず、突然方針が変われば不安を呼び起こす。そしてこういうことがいつまでもグダグダ続けば失望を生むだけだろう。