いよいよコロナワクチンの接種が始まった。
このワクチンに対する期待は大きい一方で、副作用の懸念が払拭できていないため接種を希望しない人も多い。いわば見切り発車であることは否めず、壮大な実験のような気がしてならない。
そして実験をすれば結果が気になる。
一番いいのはワクチンが効果的で目立った副作用がないことだ。それが明らかになってくればワクチンは急速に普及して状況が好転することになる。経済活動が正常化へ進み、景気向上への期待も大きくなる。
だが、もしワクチンによる無視できない副作用があったり、ワクチンの効果が限定的であるならば、ワクチン接種が思ったほど普及せず感染拡大は続くことになる。そうなればワクチンへの期待が大きかった分、落胆も大きくなる。世界は悲観的になり、景気の落ち込みは一層深くなるかもしれない。
そうした結果が見えてくるのは年明けになるだろう。
そして結果によって株式市場の波の度合いも大きくなる。
この波の大きさは感情の波でもある。
感情の波に流されないように前もって準備し、逆にこの波を利用するつもりで待ち構えたい。