結果を重視するか、プロセスを重視するか。これは難しい問題だ。
ただ、結果がすべてだとは思わない。たまたま運が良くて結果が出るということがあるからだ。また結果だけを追い求めるといずれ手段を選ばなくなる。
一方、プロセスを重視するあまり結果を問わないというのでは成果が上がらないし、何のためにしているのかわからなくなる。また結果の出ないプロセスというものに大きな意義があるとも思えない。
ということは結果もプロセスも大事ということなのだが、結果を出すためにプロセスも重要とされるのはなぜなのだろう。
それは結果に対する納得感こそが重要だからではないか。
同じ結果であっても、たまたま運が良かった結果なのか、プロセスを重視したうえで生じた結果なのかでは結果に対する気持ちが違う。運が良かった結果は慢心を生み、後々大きな失敗を招くことになるかもしれない。思うように結果が出ないということはプロセスに何か問題があり、それを点検・修正することによってまた新たなプロセスを踏む。そういう試行錯誤も含めたプロセスを経て結果が出た時に充足感を得られる。
結果を出すことは重要だが、納得した結果を出すためにプロセスを大切にする。
株式投資は運にも左右される要素が強いのだから結果については冷静に判断しないといけないと改めて思う。