投資狂日記

自由を追求するブログ

運と実力

株式投資における実力は分かりにくい。例えば、株式投資で何勝何敗ということがあるけど、もし99勝1敗だったとしても実力があるとは言えない。なぜなら、その1敗ですべてを吹っ飛ばすことがあるからだ。逆に、1勝99敗だったら実力がないともいえない。そのたった1勝が大勝で、すべての負けによる損失をカバーすることもありうるからだ。

 

しかもその勝ち負けのすべてが実力を反映しておらず、「運」という要素が入り込んでいるからややこしくなる。

正しく意思決定したとしても運悪く良い結果が出ないこともあるし、誤った意思決定でも運が良くていい結果が出る場合もある。そしていい結果が出ると誤った意思決定でも正しかったと判断してしまう危険がある。

 

株式投資で儲かったとしても、それが正しい意思決定によるものなのか、それともたまたま運が良かっただけなのかは見分けにくい。ただ、株式投資は何度も繰り返せるため、誤った意思決定を続けていればだんだん損失が膨らんでいく可能性は高いだろうし、逆に正しい意思決定を続けていれば結果はついてくる可能性が高い。

 

だけど運よくいい結果が出たことに気を取られるのが人間でもある。だから高額当選が出た宝くじ売り場に行列ができたりするのだ。

 

今日、サッカーワールドカップで日本はスペインに逆転勝ちした。これも運と実力が混ざり合って出た結果だ。この試合だけでなくドイツ戦もコスタリカ戦も含め、結果のうち実力と運の割合はどれくらいなのだろう。ドイツに勝ったのは運の要素が強いと思っていたが、スペインにも勝ったとなると運ばかりではないような気もする。一方で、コスタリカに勝てなかったのは運が悪かったのか実力が足りなかったのか。

確実なのは単なる運任せではなく、勝つ確率を少しでも上げようとしたことだ。そのことが運をも引き寄せたのかもしれない。

運という要素は本当に厄介だ。