投資狂日記

自由を追求するブログ

候補銘柄の吟味

今、会社四季報の夏号を読んでいる。毎年恒例なのだが、今回は新型コロナの影響もあって少し気合が入る。

 

株式の買い候補銘柄はいつも80ぐらいある。四季報を読むと毎回新しい発見があって、この候補銘柄もだいぶ入れ替わる。こうした作業は何年もやっているとだんだん洗練されてきて、昔選んでいた銘柄をみるとその未熟さがわかる。

 

選別の目安となる指標には大きな変化はない。

ROEと自己資本比率が高いこと。

利益が概ね増加傾向にあること。配当も増加傾向であればなおよい。

営業キャッシュフローがプラスであること。マイナスだったり少ない場合はその原因を探る。

 

これらを満たしていたら、その企業の事業内容をみる。

その事業内容に将来性はあるのか。10年後にもその事業は存在しうるのか想像する。10年後のことなんてわからないから想像するしかないのだ。存在するのは社会に必要とされるからで、10年後も必要とされる事業ならば存続している可能性は高い。一時的なブームとか、何をしているのかはっきりわからない事業は敬遠する。地道で地にしっかり足が付いた事業というのはやはり強いのだ。

 

そして存続しそうな事業でも財務的基盤が脆弱だったりすると企業は続かない。だから財務基盤やキャッシュフローがしっかりしていることが前提なのだ。財務基盤がしっかりしていることは、ビジネスモデルが理に適っていて利益を生む体質ができている。

 

今回の四季報を読んでいると、今回の新型コロナの影響で業績が大幅に悪化する企業がかなり多いと感じる。そして影響を受けずに快進撃する企業もある。大幅に悪化する企業でも、そのまま沈みそうな企業もあればじわじわ盛り返しそうな粘り強い企業もある。

 

新たな候補銘柄はいくつか見つかった。また、それまで候補だったいくつかの企業は外れた。

この中から実際に買いに動くかどうかは、株式市場での割安感にかかっている。