投資狂日記

自由を追求するブログ

決算発表シーズンの過ごし方

決算発表が本格化するシーズンだ。世界的に景気後退懸念がある中、業績の下方修正が続出するのではないかという不安が漂っている。

年末に株価が大幅下落したが、それはあくまで市場での出来事であって、そこで慌てふためくのではなく、あくまで企業の業績に目を向けるべきなのだ。だからこの決算発表で業績の動向がどうなるか注目している。

 

この時期の大部分は第3四半期の決算ということもあり、通期の業績がだいたい見えてくる。最近では日本電産が業績の下方修正を発表したが、永守社長の対応の速さが注目され、株価への影響は限定的だった。このように業績の下方修正だからといって必ずしも株価にマイナスになる訳ではない。

業績には当然ながら波があるから、業績が落ち込んだときに持ち直す力はどれくらいあるのかをいつも考える。

財務的な指標では、過去数年の営業キャッシュフローの推移に着目している。これがしっかりしていれば大崩れはしないだろうと推測できる。着実に稼ぐ力があるということであり、逆境に強い。またこういう企業は借金に頼る必要性も低いから自己資本比率も高く財務的安全性も高いのだ。

こういう視点であらかじめ候補銘柄を絞っておき、その決算発表日をチェックしておく。決算が発表されたら中身をチェックし、業績予想の修正の有無を確認する。定性的情報も丁寧に読み込み、その企業の事業内容をしっかり理解しようとすることも重要だ。

 

こうして企業の中身を確認した後、やっと株価に注目する。企業の中身を吟味したあとに株価をみて、その株価を高く感じるか低く感じるかという直感は案外大事だと思っている。このとき現在の業績ではなく、将来の業績はどうなるかを頭に浮かべたうえでその株価をどう思うか。

ここで宝物をみつけたような気分になることがある。株式投資で面白いと思うのはこの時なのかもしれない。

ただ、それが本当に宝物であるかは後になってみないとわからないのだけど。

決算発表シーズンにはそういうワクワクがある。