先日、国連の「気候行動サミット」で若者の代表として登壇したトゥンベリさんの演説が波紋を呼んだ。
地球温暖化対策が遅々として進まないことに対し、各国の指導者へ向けて痛烈なメッセージを突き付けた。若者たちの危機感と怒りはもっともなことだ。
資本主義経済の発展が環境破壊をもたらしたが、一方で人々の生活を豊かにしたのも資本主義経済だ。物事には長所と短所があって、資本主義がもたらしたものはプラスのものもあるしマイナスのものもある。そのバランスが崩れマイナス面が目立ち始めており、地球温暖化もそのマイナス面の一つだ。
だがそのマイナス面を挽回すべく、世界中で知恵が絞られることになると思っている。地球温暖化についても、それをビジネスにして解決しようとする起業家がきっとどこかで現れるはずだ。
マイナス面があるからといってプラス面を切り捨ててしまうのはもったいない。資本主義のもつプラス面は強力だからこそここまで続いてきた。
投資というのはこの資本主義のプラス面を促進するエンジンでもあり、地球温暖化対策というのは有望な投資テーマでもある。