投資狂日記

自由を追求するブログ

客としての品格

今日は家族で墓参りをしてきた。その帰りがちょうどお昼時だったこともあり、ファミレスで食事することにした。

 

祝日のお昼時ということもあって店内は混雑しており、入り口に待機している客も多かった。しょうがなく待っていて、ふと店内を見てみると空いている席がちらほらある。これならすぐに案内されるだろうと思っていたが、なかなか順番が回ってこない。よく見ると席は空いているのだが、食べ終わった食器が片付けられておらずそのままになっていた。

 

ファミレスの店員さんは、入店してきた客を席に案内し、注文を受付け、料理を運び、レジで会計し、食器を後片付けし客席をきれいにして整える、といった一連の作業を行う。

だが、休日のお昼時となると客が大勢押しかけることになり、作業が手一杯となる。次第に食器の後片付けに手が回らなくなり、席は空いているように見えるがまだ利用できない状態なのだ。

人手が少ない中で作業を回していかなければならず、次から次へと押し寄せる客にファミレスの店員さんも大変だ。

 

そして、店員さんが客席の食器を片付けているのを見ていて思ったが、客が去ったあとのテーブルには客としての品格が見える。

使用した紙ナプキンが散乱し箸もバラバラで散らかし放題の席があったが、忙しい中こんな状態を見てどう思うだろう。これでは店員さんが片付けるのに余計な時間がかかることになるだろうし、実際大変そうだった。

 

客なんだからそんなこと気にする必要ないという人もいるだろうが、どうもそういう考えに私は賛同できない。

客としての品格は持っているべきだと思っている。そういう客としての品格を持っているからこそいいサービスを受けられる機会が増えていくのだ。

 

散らかったテーブルを見て気分のいい人なんていない。店員さんだって感情を持った人間だ。嫌な気分を持てば、嫌な気分を他人に伝染させてしまうものだ。そうしないように押さえ込めば、それはどこか別のところに歪をもたらすことになる。外食業界の人手不足はこういうところからも影響しているように思える。

 

そんなこともあって、私たち家族は食べ終わった後、食器をできるだけまとめ、ゴミも一箇所に集め、最後にテーブルも軽く拭いておいた。

そしてこれはあたりまえのことなのだが、会計が済んでお店を出るときに「ごちそうさまでした」と必ず店員さんに声をかける。

そういう姿を見せることで、いずれうちの子供たちも気づくはずだ。口でわざわざ教えなくても。