今回は栗田工業(6370)に着目。
水処理関連事業を幅広く展開する。水処理薬品事業と 水処理装置事業が柱。
水処理薬品事業は、ボイラ薬品や冷却水薬品、排水処理薬品などの薬品類を製造販売し、メンテナンス・サービスも行う。水処理装置事業では、半導体製造工程などで用いられる超純水製造装置をはじめ、ろ過装置や排水処理装置、海水淡水化装置などの製造販売、メンテナンス・サービス、水処理施設の運営などを行う。
「水」関連は環境問題の背景もあって、注目度が上がるかもしれない。
業績はコロナ禍の影響も薄れ底堅い。成長は緩やかであるものの着実に利益は増加している。それを反映して18期連続増配。ROEは7%台で物足りない。自己資本比率は約60%で財務的な安全性は問題ない。営業キャッシュフローは安定しているが増加傾向と言うわけでもない。逆に言えば大崩れもないということでもある。
株価は上昇基調にあり10年来高値を更新している。PERは約28倍、配当利回りは1.35%で割安感はない。海外を強化しており業績の拡大に期待できるが、できればROEは10%ぐらいは欲しい。連続増配をいつまで続けられるかにも注目。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆
割安性 ☆☆☆
財務健全性 ☆☆☆
投資魅力度 ☆☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。