年末が近づいてくると何かと税金について考えねばならなくなる。
通常なら年末調整だろうが、今年は年初に会社を退職しその後会社を設立してそこから役員報酬を得ているので確定申告が必要となる。
個人についてはいいとして、自分の会社の税務申告も必要となる。12月決算にしているので、個人と法人の両方を準備しないといけないわけだ。
もともと経理の仕事をしていたので、法人税の申告なんかは自分でできる。問題は申告書を作成するソフトをどうするかだ。個人の所得税の確定申告なら国税庁のホームページから無料で申告書を作成できる。だが法人税についてはそんなものはない。もちろん手書きでも作成できるが、かなり面倒となる。そこで法人税申告書作成ソフトがいるのだが、これが結構な金額なのだ。しかも購入の初期費用のみならず、毎年税制改正があるのでそれにあわせてバージョンアップ費用がかかる。
なるべく安価なのがいいのかもしれないのだが、勤めていたときに使っていたソフトが使い慣れていてやはり安心できる。安くはないけど、税理士に作成してもらうことと比較したら安いといえる。ただ税理士がついているという安心感はないけど。小さい会社でさほど難しい会計処理があるわけでもないので、税理士に頼む必要性も低いのだ。
消費税も免税事業者なので申告する必要がない。今後も非課税売上がほとんどなので、このままなら課税事業者になることもない。あえて課税事業者になって課税仕入れ分の消費税を還付してもらうこともできるけど、還付される金額と手間コストを比較してあまりやりたくないと考えている。
税金面について知っているというのは自分にとってかなりの武器だ。もちろん脱税なんかはご法度だけど、合法的な方法を知っておくことは資産を作るうえで欠かせない。
今年は住民税の負担が重く感じられたけど、来年からはかなり軽くなるはずだ。そのかわり申告などいろいろな手続きは自分でやらないといけない。
本当に”楽あれば苦あり、苦あれば楽あり”だと思う。