先週、父が亡くなった。
その後は葬儀にかかりきりで何もできなかった。
想像以上に葬儀というものは疲れる。当事者になって初めてわかる。
私の父は高度成長期の真っ只中が働き盛りで、本当に仕事中心だった。だからあまり遊んでもらった記憶がない。でも仕事などでの愚痴を聞いたことがなく、そういうところを子供に見せたくなかったのだろう。
父は私の進む道を最後まで心配していた。父からすればありえないようなことなのかもしれない。だが父が歩んできた時代と今は違う。だから父が心配しようとも私は自分なりの道を行くと決めている。
そういう頑固さは父と似ているかもしれない。
葬儀が終わって一段落しても、父がこの世にいなくなったことにまだなんとなく戸惑っている自分がいる。
それでも徐々に普通の日常に戻っていくのだろう。