投資狂日記

自由を追求するブログ

サンマルクの2018年3月期決算で感じたこと

昨日、サンマルクホールディングスの2018年3月期の決算が発表された。これまでの四半期決算の内容から業績の悪化は想定していたが、その通りの結果だった。2019年3月期予想をみると業績回復を見込んでいるが力強さは感じられない。

 

サンマルク株は長年保有しているが、徐々に売却し今では100株しか保有していない。サンマルクカフェなどをよく利用するので、株主優待利用のための保有となってしまった。

 

今回の決算から、サンマルクだけではないけれど国内の外食産業はこれからの成長は難しいのではないか。

 

なんといっても少子化に伴う人口の減少の影響が大きい。すでに人材獲得が困難になりつつあり、人件費が大きな負担となっている。

そして、人口減少で国内市場は縮小傾向にある。既存店売上が伸びず、新規出店の余地もどんどん狭くなっていく。

 

それを見込んで海外へ進出する、例えばトリドールのような企業もある。サンマルクも海外進出を模索しているようだが、目立った動きはないようだ。

 

投資にあたって企業を選別するとき、外食産業のみならず、この人口減少の影響は常に頭に入れておくべきだ。そういう観点からすると内需企業の多くは衰退への圧力がかかる。長期的に考えれば、業績が拡大しにくい企業への投資は避けなければならない。

 

保有株の中では人材関連企業の業績が好調だが、今後はどうなるか分からない。競争激化も考えられ、勢いはなくなるかもしれない。

 

決算発表も峠を越えたこともあり、銘柄を選別しなおしポートフォリオを再構築するいい機会ではなかろうか。