投資狂日記

自由を追求するブログ

(銘柄チェック)【3925】ダブルスタンダード/主要取引先との契約終了による業績への懸念は払拭できるか

【事業内容・特色】

企業向けビッグデータの生成・提供と、データ生成過程で培った技術を生かしたサービスやシステム開発を手掛ける。

主要取引先である大和リビング株式会社との契約について、2025年3月31日をもって概ね終了する見込みと発表。その後、SBIファイナンシャルサービシーズとの資本業務提携を深化。

 

【業績・財務指標】

昨年夏、主要取引先との契約が2025年3月に終了するとの見込みを発表したことで業績悪化が懸念されている。実際の業績に影響が出るのは2026年3月期からだ。それに向けて事業構造の改革が進められているようだ。

今期第2四半期時点では前年と比べ減収減益であるものの、計画では下期偏重を想定しており増収増益の業績予想は据え置いている。

業績指標の面では非常に優れている。自己資本比率が80%超でありながらROEが約40%というのは驚異的だ。営業キャッシュフローも着実に増加しており、キャッシュが貯まる体質となっている。

 

【株価見通し】

現状の予想PERは約12倍。やはり主要取引先との契約終了による業績悪化懸念がPERを低下させている。配当利回りも約3.4%と高水準となっている。

やはり2026年3月期以降の業績がどうなるかにかかっている。PERが低下していることから市場では弱気のようだ。だが会社側としては変革の好機ともいえ、業績悪化が懸念で終わる可能性も十分あるのではないか。SBIとの提携がプラスに作用することも考えられるし、AIを活用した業務自動化サービスが今後大きく伸びるかもしれない。そして潤沢な資金がある。自社株買いを積極化する気配もあり、M&Aによる事業拡大もありえる。となると、現状の株価は割安と考えられる余地はある。

 

【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】

成長性   ☆☆☆☆

割安性   ☆☆☆☆

財務健全性 ☆☆☆☆☆

投資魅力度 ☆☆☆☆

 

※あくまで私的見解であり、これによっていかなる損害が生じても責任は負いません。

投資は自己責任でお願いいたします。