投資をするのはお金を殖やしたいからだ。
そして投資によってお金に働いてもらおうと考えるわけだ。
お金に働いてもらうということは、お金を自分の分身とみなすことでもある。
お金という自分の分身が働いて稼いできてくれることを期待しているのだ。
これによって自分が使える自由な時間が増加する。
お金を稼いできてくれる上に自分の自由が増えるのだからいいことだらけだ。
でも、投資によってお金に働いてもらっているつもりでも、実際はそうではない人も多いのではないか。
四六時中相場の行方を気にして何度も取引をするトレーダーはお金を働かせているのではなく自分が働いているのと同じだ。相場に時間を取られ、かえって自由を奪われている。
投資といいながら自分がせっせと働いているのでは本末転倒だ。
本当の意味で投資をしていることにはならない。
投資の本質は、お金を自分の分身にできるかどうかだ。
そうでないと経済的自由を得ることはできない。