投資狂日記

自由を追求するブログ

投資家の意志と矜持

なぜ投資をするのか。

 

ある目的を達成するための手段として投資を選び、それで儲けようとしているのか。

それとも儲けること自体が目的なのか。

 

いずれにしろ投資では儲けることが必要だ。

 

では、儲けるためならどんなことをしてもいいのか。

不当な手段で利益を上げる企業に投資して、そこから投資利益を得ることはどうなのか。

自分自身では直接不当な手段を用いているわけではないのだから問題ないという考え方もあるだろう。でも投資を通じて間接的にその企業に加担しているともいえる。

 

様々なハラスメントが隠蔽された状態で利益を上げ続けている企業に投資していたらどうするか。もし、ビッグモーターやジャニーズ事務所のような企業に投資していて、そこから投資利益を得ていたとしたらどうするか。

 

投資では儲けることが必要だ。

でもその儲け方について考えることはもっと必要なのではないか。

そしてそこに投資家の意志を反映させることが必要なのではないか。

 

インデックス投資のデメリットの一つは、個々の企業へ投資家の意思を反映できないことだ。個々の企業を買うのではなく市場を買うわけだから、市場の中に不当な手段で利益を上げる企業が存在してもそこに投資されてしまう。その結果、そうした企業が存続してしまうことにつながってしまうかもしれない。

 

私は、企業が不当な手段で得た利益を配当として分配されてもいい気分はしない。むしろ嫌悪感を抱く。だからそういう企業へは投資したくない。もし、投資した後にわかったのならすぐに手を引く。

儲けが先に立ち、気分が良くない投資も平気でできるようにはなりたくない。

それは私の投資家として持ち続けたい矜持でもある。