投資狂日記

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(銘柄チェック)【9823】マミーマート/業態転換の効果が発現するか

【事業内容・特色】

埼玉県地盤の食品スーパー。生鮮食品特化型の「生鮮市場TOP!」などへの業態転換を進めている。住友商事と資本業務提携。

 

【業績・財務指標】

  売上 営業利益 経常利益 純利益 EPS
2023/09予 134,300 4,290 4,740 3,000 281.94
2022/09 133,002 4,962 5,427 3,422 321.65
2021/09 135,325 5,952 6,376 3,931 369.66
2020/09 124,264 4,747 5,137 2,613 245.15

 

2023年9月期の業績予想では純利益が前年比▲12.3%となっているが、先日発表した3Q決算時で業績の進捗率は売上を除きほぼ100%を達成している。だが、既存の「マミーマート」から「生鮮市場TOP!」や「マミープラス」へと業態転換を進めており、4Qでは利益が鈍化すると想定していて業績予想の上方修正はない。

2020年9月期以降はROEが10%を超えている。自己資本比率は50%を超え、業態変換による投資負担があっても営業キャッシュフロー内で賄っており、財務は安定している。

売上総利益率が前年は約25%前後であるのに対し、今期は3Q時点では約24%とやや悪化しているのが気になる。これが業態変換によるものなのか仕入価格の上昇によるものか現時点でははわからず、今後の推移を見ていく必要がある。

 

【株価見通し】

現時点の株価は2,700円前後で予想PERは約9倍、PBRは0.8倍。配当利回りは約2.2%。

過去10年におけるPERの推移を見てみると、最大は約20倍だがここ数年は10倍を下回っている。とはいえ、今年の株価は上昇傾向にあり、PERも上昇してきている。

業態転換の効果が表れるのはこれからであるが、それが期待でもありリスクでもある。期待するなら今が仕込み時か。

2年後にEPSが350円でPERが10倍とすると株価は3,500円になる。業態転換によってPERが10倍以上になる可能性もあり、そうなればさらに株価上昇する余地はある。

 

【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】

成長性   ☆☆☆

割安性   ☆☆☆

財務健全性 ☆☆☆

投資魅力度 ☆☆☆