暑い。とにかく暑い。
本格的に暑くなるのは梅雨が明けてからというのがこれまでだったが、もはや梅雨も関係なく暑い日がやってくる。思えば6月も暑かったし、5月にもかなり暑い日があった。
そしてその影響もあるのか、豪雨が連発し、洪水や土砂崩れが毎年起こるようになってしまった。平均気温が上昇すれば海水の蒸発する量も増えるから降ってくる雨の量も自ずから増える。その増えた雨が連続して降り続けるのだからいとも簡単に災害が起きてしまう。
暑さが酷くなり、もはや昼間の屋外での運動が危険とされている。プロスポーツでは夜間に試合が行われているが、それでもこの暑さのなかで激しい運動をすることの是非が議論されることになるかもしれない。実際、サッカーのJリーグでは開催時期を変更する議論がある。だが、冬の豪雪地帯にあるクラブが真冬の試合開催の困難さを訴えて反対している。でも、この酷暑のなか試合をして選手の命を危険にさらすことへの危惧が大きくなれば、開催時期を考えざるを得なくなるだろう。
このような状態が毎年続いて、しかも年々酷くなるなら、人々の生活はどうなるのだろう。
農作物は影響を受け収穫量が減少し価格が高騰する。エアコンが欠かせなくなり、電力消費も増える。となるとエネルギー資源の重要性が増す。こうしたことが国家間の争いを誘発することになる。現にそうなる気配が漂っている。
人類の人口は地球という惑星が許容できる範囲をすでに超えてしまっているのかもしれないと思うことがある。
戦争という形で人々が争うのを止めないのは、人類を増やしすぎないようにする自然の摂理なのだろうか。
核兵器も、人類が増えすぎた自らを滅ぼす最終手段として無意識に用意しているのだろうか。
そして少子化も、増えすぎた人類を緩やかに減らそうとする無意識の現れなのだろうか。
気候の脅威も、増えすぎた人類へのしっぺ返しなのだろうか。