バフェット氏の盟友で投資会社バークシャー・ハザウェイの副会長でもあるチャーリー・マンガー氏が亡くなった。
バフェットは日本でもよく知られているが、そのバフェットの投資手法に大きな影響を与えたマンガーについてはあまり知られていないのではないか。
もし、バフェットがマンガーに出会っていなかったら、投資家としてこれほど大きな存在にはなっていなかったかもしれない。バフェットはかつて典型的なバリュー投資家だったが、マンガーは優れた企業を適正な価格で買うことを薦めた。コカ・コーラへの投資はその典型と言われている。
私はバフェットの投資手法から多くを学んだが、実はマンガーの思考法のほうが近いかもしれない。マンガーに関しては以下の本を読んだことがある。
価格ではなく価値を見ること、短期的な市場の変化から距離をとること、そして忍耐強く待つことの大切さなど、投資の本質を考えさせられる。
マンガー氏はこの世を去ったが、その投資に対する考え方・思考法はずっと残り続け、これからの投資家にも影響を及ぼしていくに違いない。