投資狂日記

自由を追求するブログ

信用を失っていく大企業

三菱電機が品質不正問題を引き起こした。そしてこの不正が組織的に長い間に渡って行われてきたことが明らかになっている。別のところでもここ数年不祥事が判明している。さらに従業員の過労死も発生していて、その背景にはパワハラ体質があったという。もはや企業組織全体がおかしくなっていることをうかがわせる。

三菱電機は凋落する日本の電機大手の中では健闘していると思っていたが、それは幻想だったようだ。その幻想は信用という土台を失って崩れ去った。

 

不祥事は三菱電機ばかりではない。三菱といえば三菱自動車にも過去に不正があった。最近では東芝が相変わらずドタバタしているし、みずほフィナンシャルグループは大規模なシステム障害を度々起こした。

 

こういう事が起きると、あらゆる日本の大企業が同じような問題を抱えているのではないかと勘繰りたくなる。そう疑われても仕方ないほど信用は落ちている。

 

株式投資における最大のリスクは、投資している企業が信用を失うことだ。どれだけ好業績でも成長期待があっても、信用を失ったらすべてが台無しになる。信用は長い年月をかけて築き上げるものだが、崩れる時は一瞬だ。そして崩れた信用を再び取り戻すのは容易ではない。

 

そして厄介なのは、信用を失うような問題を抱えているということが外からはわからないということだ。今投資している企業にそういう問題が潜んでいて、突如噴き出すということはありえる。

そういうリスクを嗅ぎ分けるのは難しい。