投資狂日記

自由を追求するブログ

急落への備え

株式投資をしている以上、株価の急落に見舞われることは覚悟しておかなくてはいけない。ただ無防備でいるというのも心もとないので、何らかの対策を試みたくなるものだ。

 

実は先週金曜日に、法人名義で試しに日経平均VI先物を1枚買ってみた。

VIというのはボラティリティー・インデックスのことで相場の「振れ幅」を指数化したものだ。日経平均が急上昇もしくは急降下した場合にVIの数値は跳ね上がる。日経平均VIは平常時はだいたい20以下で15以下になるときもある。だが0になることはなく10以下になったこともない。相場変動が全くないということはありえず、VIの下限は経験則上限度があるわけだ。ということは、できるだけ低いときに買っておけば損失になる可能性は少なくなる。一方、ボラティリティーの上昇には際限がない。リーマンショックのときは日経平均VIはとんでもなく上昇し、90を超えている。

こういったことから株価暴落に備えるものとして日経平均VIに着目し、日経平均VIを取引できる日経平均VI先物を取引してみようと思ったのだ。

 

だが日経平均VIと日経平均VI先物は変動を想定する期間が異なっている。日経平均VIは今から1か月間の相場変動を年率で想定したものだが、日経平均VI先物は満期日から1か月間の相場変動率を想定したものだ。今回買ったのは9月限で満期日は9月11日となっている。だから9月11日から1か月の相場変動を予想することになるわけだ。

だから今日のように大きく日経平均が下落し、日経平均VIも20を超えてきたが日経平均VI先物はそこまで上昇していない。こうしたズレがあるのでなかなか難しいところもある。

だけど急落への備えとして日経平均VI先物は検討に値する商品だと思っている。