連休明けに退職代行サービスを利用する人が多かったという。それだけ職場で疲弊している人が多いのだろう。退職までとはいかなくても職場へ行くことが憂鬱なのはよくわかる。
この憂鬱な気持ちはなぜ起こるのか。
それは自分に決定権がないからだと思う。
”何日何時までに職場に行って、何時まで働かなくてはいけない。”
こうして決められたことをやらなければならず、自分で決められない。有給休暇をとるのでさえ周りの顔色をうかがわなければならない。
仕事が本当に好きな人というのは、実は自分で決めることができる範囲が広いからなのではないか。言い換えれば主導権を握っているのだ。いや、主導権を握れるように行動してきたのではないか。だから仕事が楽しいと感じ、それがさらに好循環を生む。
先日の記事で「休日が必要なのは自由がないからだ。」と書いた。自由がないということは自分に主導権がないということでもある。
働くことが苦痛なのは、働いているからではなくて働かされていることにある。
自分の人生なのに自分の意思で行動できる範囲が狭いのだ。
私はこれに気づき、では人生の主導権を取り戻すにはどうすればいいのか考えた。
私にとってはそれが投資だった。でも一朝一夕に取り戻すことはできず、時間がかかる。
今でも完全に人生の主導権を握っているわけではない。でも以前よりは確実に取り戻している。
連休明けでもあの憂鬱さを感じなかったのだから。