今回はJCU(4975)をチェック。
めっき薬品大手。電子部品や自動車部品向けめっき薬品に強い。アジアを中心に海外を強化している。スマホの需要減によりスマホ向け配線基板用めっき薬品の業績が悪化しているが、自動車向けは堅調。
売上は成長性が高いわけではないが着実に増加している。ただ2019年3月期の業績予想を下方修正しており、先行きに不透明感がある。スマホ向けは厳しいだろうが自動車向けがそれを補うか。
地味だが以外にも営業利益率は高水準で、ROEも約20%あり収益力は高い。自己資本比率は70%で財務的安全性は高い。営業キャッシュフローは着実に増加しており、総資産に対するキャッシュの比率が高い。配当利回りは約2.4%あり、自己株取得も行っているが、今後も株主還元が続く可能性がある。
株価は2018年末にかけて急落したが、自己株取得などもあり回復途中。株価水準は予想PERで約10倍。収益力からすれば割安か。2019年3月期決算発表と2020年3月期の業績予想がどうなるかに注目。
【独断と偏見による現時点での評価(5段階)】
成長性 ☆☆☆
割安性 ☆☆☆☆
財務健全性 ☆☆☆☆
投資魅力度 ☆☆☆☆
※あくまで個人的な見解であり、投資を推奨するものではありません。この記事により損失が生じたとしても責任は負いません。投資は自己責任でお願いいたします。