急激な円高と株安となったが、狼狽する必要はない。冷静に考えれば欧州と関連性が低く円高によるメリットがある内需株はチャンスだろう。
これはプットオプションを売ることでオプションのプレミアム料を受け取り、オプションの満期日に株価が権利行使価格より高ければプレミアム料がまるまる利益となり、株価が権利行使より低ければその株式を買い取ることとなる。その買い取りに備えてキャッシュを準備しておく。またオプション料を事前に受け取っているからその分安く買えたことになる。ただそれでも購入時点で含み損になる。
でもそもそも買ってもいいと思っていたのだからそれほど悪い結果ではないわけだ。
そして株式取得後はカバード・コールという戦略をとる。これはターゲット・セリングとも呼ばれ、売ってもいいと思う権利行使価格のコールオプションを売る戦略だ。オプションの満期日に株価が権利行使価格に届かなければオプション料がまるまる利益となる。株価が権利行使価格を上回れば権利行使価格で売ることになり、利益が制限されることになるが損することはない。
これらの戦略はオプションを売ることでオプションプレミアムを受け取れる、すなわちキャッシュフローが得られるというメリットがある。
激震にオロオロせず、あくまで冷静にチャンスをうかがおうと思う。
それにしても事前に警告を発していたジョージ・ソロスの慧眼には驚いた。