投資狂日記

自由を追求するブログ

法人設立後に思わぬ壁が立ちはだかる

以前、法人設立が完了したことはこのブログでも書いた。

法人設立のハードルはかなり下がっていて、手続きさえ間違わなければすんなりと事は進む。登記が済めば税務署などへの手続きも難しくはない。

 

だが、本当の難関はこの後にやってくる。

それは銀行の法人口座開設だ。

 

最近の振り込め詐欺とか投資詐欺とかマネーロンダリングとかを警戒して、銀行は口座開設する際に厳格な審査をするようになっている。このことは私も薄々は知っていたが、実際に体験してみると本当に審査は厳しく、なにより時間が結構かかる。

 

それでもなんとか2つの銀行で法人口座を開設することができた。

一つ目は、住信SBIネット銀行。ネット専業銀行は手数料などが安いこともあって是非とも開設したいと思っていた。だが、法人口座開設は年々厳しくなっているようで、ネットで調べても審査に落ちたというのがよくある。私も申し込んだはいいが、審査で落ちることは覚悟していた。

 

申し込み後1週間ぐらいして、電話してほしいというメールが届き電話してみると、「具体的な事業内容は?」とか「他の銀行で口座開設していますか?」とか「会社のホームページはありますか?」など様々な質問をされた。会社のホームページなんて作っていないのでこのブログのことを話した。そんなやりとりがあって、こりゃきっとだめだなと思い、別の銀行にも申し込むことにした。だが、その1週間後「口座開設手続きが完了しました。」というメールが届く。数日後キャッシュカードなどが無事届き、ほっとした。

 

住信SBIネット銀行の審査を待っている間、他に申し込んだのがゆうちょ銀行。ゆうちょ銀行は比較的審査が甘い印象を持っていたのとネットバンキング手数料が無料なのでネット専業銀行のかわりになると思ったからだ。

提出書類を完璧にまとめ、窓口に提出。突っ込んだ質問もほとんどなく、これは大丈夫かなと思っていた。だが、10日ぐらい経ったころ書留が届き、審査の結果不可という書面が入っていた。このとき住信SBIネット銀行の審査結果はまだ出ていなかったので、これにはかなり焦った。

だから住信SBIネット銀行の口座開設ができたときは本当にほっとしたのだ。

 

ネット専業銀行は手数料などで有利なのだが、税金や社会保険料などを納付するのに対応していないことが多い。なので店舗のある銀行にも口座はあったほうがいい。そこでどの銀行にするかが問題になる。

メガバンク地方銀行、信用金庫などがあるが、審査の厳しさはどこもかわりない気がする。ならば、これまで普段使っている銀行が一番いい。これまで会社員だった給与の振り込みがあり家賃の支払いや水道光熱費の支払いがある口座ならば、銀行側もその人の生活ぶりがなんとなく見え不審でないかどうか判断できるからだ。

実際、私は個人でメインに使っている三井住友銀行に法人口座開設を申し込んだ。書類にいろいろ書かされたが、約1週間後に「口座開設の準備ができました」との電話連絡があった。銀行が求める書類を全て揃えるのは当然だが、やはり普段使っている銀行だから審査が通りやすかったのだろうと私は思っている。

 

これから法人を設立しようと思っているなら、設立後の銀行口座開設のことは考えておいたほうがいい。

できれば店舗のある銀行とネット専業銀行の2つの口座の組み合わせがベストだ。店舗のある銀行だと法人のネットバンキングには利用手数料がかかってしまうのでネット専業銀行の口座はあったほうがいい。

 

私の場合はネット専業銀行の口座開設が先になったが、ネット専業銀行は直接顔を合わせることもなく審査の結果が読みにくいので、まずは店舗のある銀行に申し込んだほうがいいだろう。それも普段個人で使っている銀行がオススメだ。いずれにしろ時間はかかるのでそれは覚悟しておくこと。

 

私もようやく銀行に法人口座が開けたが、次は証券会社の法人口座開設を申し込んでいる。申し込み書類を書き必要書類を揃えるのは、銀行とそれほど変わらない。

苦労はまだまだ続く。