爽やかな秋になり、読書するには快適な時期になった。
そこでこの秋に読みたい本を列挙してみる。
まずはこれ。
私が常に考えている「価値」を基にした企業戦略を論じている。投資家の観点からしても参考になる内容だろう。
次はこれ。
失敗から学べといわれるが、どうしても失敗を避けようと行動してしまう。そして失敗を避けたいはずなのに失敗してしまうのはなぜなのか。失敗に学ぶということはどういうことなのか考えたい一冊。
次はこれ。
日経新聞の広告で目に付いた本。
失敗についてあれこれ考える一方で、イタリア人のようなある種のいい加減さを見習うことも必要なのかもしれない。
さらにこれ。
世界全体でみれば経済成長によって豊かになったが、それでも豊かな国と貧しい国が存在している。経済成長をもたらした産業革命はなぜイギリスで起きたのか。経済成長をもたらす前提条件とはなんなのか。こうした歴史から今後発展しそうな地域がどこになるのか考えてみることは投資に役立つかもしれない。
最後にこれ。
この本は以前に読んだことがある。ナチスの強制収容所での極限体験を精神分析学者である著者が綴った世界的名著。
極限状態に置かれた人間はどう希望を見出すのか。
世界中で紛争が起き、多くの人が絶望的な状況におかれる今だからこそ、是非とも読み返したい一冊。
先に挙げた「最後になぜかうまくいくイタリア人」とは内容の重さが全く対照的になった。
こういうのも読書の醍醐味なのかもしれない。