投資狂日記

自由を追求するブログ

興味の深掘り

私の娘は中学3年で高校受験を控えている。この夏休みも塾の夏期講習へ行っていて、さらに学校の部活もあってかなり忙しい生活だ。

 

高校受験の勉強として塾の夏期講習を受けるのは定番となっているが、一方でそういう勉強がこの先どれくらい意味を持つのか考えてしまう。

 

テレビ朝日で毎週土曜に「サンドウィッチマン芦田愛菜の博士ちゃん」という番組がある。この番組に登場する子供たちはある特定の分野にとてつもなく詳しく、大人でも知らないことを知っている。

これまでは浅くても広い知識があることが重宝されてきたように思えるが、すでに浅い知識ならば検索して済んでしまうので、広い知識を持っている有利性は低くなっている。むしろ何かの分野でとてつもなく詳しい人材が求められるようになるのかもしれない。だから「博士ちゃん」に登場するような子供たちのほうが可能性を感じるのだ。

 

「博士ちゃん」たちは興味の赴くままどんどん深掘りしていって、大人の専門家に匹敵するようなレベルにまで到達してしまう。これは大人も学び方を真似たほうがいいのかもしれない。

「教養」を身に着けることがブームのようになっているが、だからといって幅広く万遍なく知識を得ようとするのではなく、ある興味のある分野を徹底的に深掘りしていくほうがいいのではなかろうか。そしてその深掘りしていった分野から少しづつ肉付けしていく感じで知識を広めていく。なによりその方が楽しく学べるし、身につくのも早いはずだ。

 

考えてみれば、私が投資の知識を得たプロセスはまさに興味のまま深掘りしていったことにある。深掘りしていくうちにその周辺の分野へもどんどん広がっていって、学ぶ習慣がついたのだ。

 

学ぶといっても、机に向かって勉強することだけではない。いろんなところから学べるものだし、だからこそ楽しく継続できる。

 

そういう学びと対極的なのが受験勉強だ。現在の状況では、受験勉強も大切であることは確かだ。

しかし、受験勉強が子供の興味の深掘りを妨げているかもしれず、親としては複雑な気分になる。