チャンスは掴むものだ。だがその前にチャンスに気付かないといけない。チャンスがあれば上手く行くのにチャンスがなかなか巡ってこないと愚痴をこぼす人もいる。でもチャンスが目の前にあるのに全く気付いていなかったりする。
チャンスは誰の目にも明らかな状態でやってくるわけではない。みんなが素通りするようなところにふと何か違うものを感じるところにある。だから明らかなチャンスと認識せず、もしかしたら上手く行くかもしれないという直感が勝り、あとから考えればそれがチャンスだったとわかるものなのかもしれない。チャンスが偶然の要素を多分に含んでいるように思えるのもそのあたりにあるのだろう。
今日の株式市場は先週末のパウエルFRB議長による発言により大幅に下落した。ほぼ全面安で総悲観状態になっている。株式に投資している誰もが多少なりとも打撃を受けたわけだが、こういったときにどう感じるかは重要な分かれ道ではなないかと思っている。
悲観一色に染まって意気消沈し、株式市場から離れようと思うか。
とりあえず様子見するか。
それとも、目の前にチャンスが来たと思うか。
今の段階ではこれがチャンスだとはわからない。
チャンスは目立った姿でやってこない。
これはチャンスだと直感がはたらくかどうか。
だがその直感が正しいとは限らない。
あとになってあの時がチャンスだったと後悔することにならないか。
チャンスは何度も巡ってくる。
だが次のチャンスを確実に掴めるわけでもない。
自分の判断が正しいわけではないが、他人の判断も正しいとは限らない。
自分で考え判断する覚悟がいる。
それがなければチャンスは目の前を通り過ぎていく。