10万円の給付金を利用して家族旅行へ行く計画だったが、雲行きが怪しくなってきた。新型コロナウイルスの感染が再び増加し始めており、旅行を中止すべきか判断をしかねている。
Go Toキャンペーンが適用されて旅行代金が安くつくはずだったが、東京が除外となってしまったこともある。そうした費用の面もそうだが、なにより大きいのは旅行へ行くこと自体を躊躇させる雰囲気になってきてしまったことだ。旅行先でいわゆる”自粛警察”に嫌がらせを受ける可能性も考えないといけないという嫌な雰囲気だ。
観光・旅行業界は非常に苦しい状況にあり、キャンペーンによって潤うことが期待されたものの、これでは思ったほどの効果は得られないかもしれない。時期をずらせばいいという意見もあるが、すでに資金繰りが厳しい状況なのだからこれ以上先延ばしにすると廃業・倒産に追い込まれるところも出てくる。
我が家が予約した旅館は、今週水曜日までにキャンセルすればまだキャンセル料は発生しないとのことなので、それまで様子見をするつもりだ。だが今の状況では8割方キャンセルに傾いている。少なくとも感染者が減少傾向にならないと難しいだろう。
感染拡大は気になるが、それを抑え込むために強権を求める雰囲気はさらに気になる。その根底には感染拡大がもたらす「不安」があり、それが同調圧力を生む。そうしてじわじわ個人の自由を奪っていくことにつながっていかないかが最も気になっている。
