エーアイテイーの2020年2月期第1四半期決算が発表された。
売上高は前年比80.4%の増加。この急激な増加は日新運輸を子会社化したことによるものだ。経常利益は前年比43%増、純利益は24.6%増で、思ったよりもはるかにいい結果だった。
会社発表の業績予想によれば第2四半期累計で純利益は前年比でマイナスだったので、第1四半期でもあまり期待はできないと思っていた。この結果なら通期の業績予想の上方修正を期待したいところだが、会社発表によれば業績が拡大する第3四半期には消費税増税を控えていることや海外情勢の不透明さから予想は据え置きとなっている。とはいえ、今後上方修正する可能性は残っている。
正午に決算発表があり、その後の株価は上昇したものの勢いはない。やはり先行きの不透明さがあるためなのだろうか。それでも一時期は株価が1,000円を下回っていただけに、この決算で業績への不安はやや和らぎ株価の下支えとなるだろう。