「物言う株主」として経営陣に株主利益の最大化を迫る手法は、投資手法としてはありだと思っている。だが今回、村上氏が強制調査を受けたのは株価操縦の疑いということから、結局は企業の中身を見ているのではなく、単に株価の動きで儲けようとしているだけのようだ。儲けることは悪くないが、どんなことをしても儲けていいわけではない。
今回のことで、投資というのはやっぱり胡散臭いものだという印象が広まってしまった。
それにしても、村上氏は何を目的として投資をしているのだろう。
もうすでに十分な資産があるだろうし、本当に物言う株主なら株価操縦なんて必要ないはずだ。
儲けを慈善事業に寄付するというのでもない。
ただ儲けたいという感情を満たすためだけだとしたら、とても虚しい人だなと思う。