もうすぐ5月が終わる。
新型コロナ一色で過ぎていった日々はあっという間だった。
緊急事態宣言が解除されて経済活動が再開に動き出し、株価も堅調に推移してきた。
だが、まだまだ懸念は残る。
人々の動きが増加するに伴い、感染の第2波が来るおそれがある。実際、感染者が増加傾向にあるところもちらほら出てきている。まあこれはある程度予想できるものだし、自粛と解除を交互にすることになっていくのだろう。
もっと危険な状態になってきそうな気配があるのは米中関係だ。中国が香港に対する締め付けを厳しくしようとし、米国はこれに反発している。新型コロナをめぐっても米国は中国に責任を押し付けようとしており、対立が激しくなっている。どちらも引くに引けない状況なので対立が一層深まり、実際に衝突が起きてもおかしくないところまでいってしまうかもしれない。
もしそうなれば世界経済は大きな打撃を受けて混乱するだろうし、再び株式市場は暴落することになる。
そしてもっと根本的に危険だと思うのは世界の債務残高がかつてないほどに増えてしまっていることだ。ジム・ロジャースも述べているが、金融緩和によって覆い隠されているこの事態がいつか表面化し壊滅的な危機を引き起こすかもしれない。
6月には経済活動再開も本格化するだろう。経済回復へ向けてあらゆる政策を動員することで明るさを取り戻すかもしれない。だが明るければ明るいほどその影の色も濃くなる。プラス面があることは望ましいけど、同時にマイナス面にも目を向ける姿勢を持ち続けたい。