今日の日経新聞朝刊スポーツ面にカズこと三浦知良選手の「サッカー人生として」というコラムが掲載されていた。今回のテーマは「明日は誰も分からない」で、ハリルホジッチ監督解任にちなんでの内容だった。
”僕らは結果がすべて。でも矛盾するようだけど、結果なんてよく分からないものだ。”
”思いもしない形で成果が出たり、考えを尽くしても結果が伴わなかったり。そう単純な因果関係じゃない。”
投資でもまったく同じだ。思いがけないことで利益が出たり、しっかり分析して万全だと思ってもうまくいかなかったりする。
今回のハリルホジッチ監督解任と西野新監督の就任には様々な反応がある。肯定的な意見もあれば、否定的な意見もある。
でもカズの言う通り、結局はやってみなければわからないのだ。
本番で好成績をあげたらおそらく監督交代が功を奏したという論調になるだろうし、惨敗で終われば監督交代が裏目に出たと騒ぎ立てるのだろう。それは結果を見た後講釈にすぎない。
そして今となってはハリルホジッチ監督のままで本番を迎えたらという仮定の話にはもう意味がない。
”明日のことなど誰も分からない。だから僕ら選手、現場の監督は腹をくくる。すべきことに百パーセントの集中で臨む。明日を切り開く。”
どうなるか分からない明日について悩んだり心配したりしてしまうものだけど、わからないことをあれこれ考えても仕方がない。
それよりも今できることに集中する。それが新たな道を開く。
今なお現役でサッカー選手として活躍するカズの言葉は、投資家としての心構えにもそのままあてはまる。