投資狂日記

自由を追求するブログ

中国経済について考える

世界同時株安の発端は、中国の経済状況が思ったより悪いのではないかとの疑念だった。

中国からの旅行者が日本で爆買いする様をみて、中国経済の強さを感じていたものの、同時に危うさも潜んでいると感じている。

その危うさというのは、

役人の汚職などの腐敗
都市部と農村部との貧富の格差拡大

こういったことが一般市民の不満を生み、それが社会の不安定につながり、混乱が生じやすい状況になりつつあるのではないかということだ。

とくに貧富の格差は想像以上に酷いようだが、表向きは社会主義で格差は生じないはずという矛盾となっている。
富を得た人はそれを守ろうとするだろうし、貧しい人は不公平だと不満をぶつけるようになるだろう。この対立が大きな不安要素だと私は考えている。
天津で起きた大爆発事故も、そういう不満を噴出させるきっかけとなるかもしれない。

中国政府は力づくで抑え込みにかかるだろうが、それも限界に近づきつつあることも考慮しておく必要がある。上海株式市場の株価を維持させることはできなかった。

すぐに大きな混乱が起きるとは思わないが、今回のような大幅な株安が起きることは今後も十分ありうると考えて、それに備える準備は怠らないようにしておこう。