はてなブログで記事の有料販売が可能になった。
これによって専門的なコンテンツなどを提供できる人にとっては、ブログで収入を得られる可能性が広がったことになる。
ただ、記事内容でお金を取るとなると当然ながらそのクオリティが求められるし、記事内容が低品質だったら継続して収入を得ることは難しい。だから記事内容の質を挙げなければならないし、なおかつそれを継続する必要があるので、記事の有料化というのは案外ハードルが高いのかもしれない。
私自身、優良なコンテンツを有料で提供する自信はない。
じゃあ、この有料化の機能はあまり役に立たないのだろうか。
記事で儲けようとすることから離れれば、使いようはあるのではないか。
ブログというのは、書き手からすれば多くの人に読んでもらいたいものだろう。
でもあえて読者を限定したいということもある。
例えば、プライベートな度合いが強い内容については有料化することによってハードルを設け、読者をあえて限定することも可能になる。
限定するくらいなら初めから記事にしなければいいという見方もあるだろう。
でもそうするとブログの面白さや魅力が半減してしまう気もする。
私のこのブログでいうと、毎週運用状況について記事を書いているが、これはプライベートな色合いが強い内容といっていい。
株式投資というのは、他人がどう運用しているのか、どんな銘柄を買っているのか、具体的な内容がとても気になるものだ。
ブログではそうしたことを書くことによってさらけ出しているわけだが、これは自分の懐事情をさらしていることでもある。こうしたある意味無防備な状態がいいのかどうか。
株式投資をしているとたびたび経験するのが、他人から「儲かりそうな銘柄教えてよ」という図々しい質問だ。
なぜ図々しいかというと、こちらは銘柄を選ぶためにいろいろ勉強したり調べたりして時間とコストをかけているにもかかわらず、そんなことお構いなしに結論だけ知ろうとするからだ。しかもその結論は正しいかどうかわからないのでその結論についてこちらは責任取れない。でもこういう質問をする人ほど後で責任をなすり付けようとするのだ。だからこういう質問には基本的に答えないようにしている。
でもブログで記事を書いてしまうと誰でも読めるので、結論だけ手に入れようとする人もいるに違いない。でも結論よりもそこに至るまでのプロセスのほうがはるかに役に立つのだ。どういうところに注目して、どう考えているのか、そういう事の方が参考になるだろうし、ブログではそういうことを書いていきたいと思っている。
ということで、今後の運用状況についての記事は有料化することにした。ただ、これまでの過去の記事についてはそのままだ。
まあ、お金を払ってまで私の運用銘柄を知りたいという人もあまりいないだろう。