投資狂日記

自由を追求するブログ

いい加減

「いい加減」というのは否定的な意味で使われることが多い。「あいつはいい加減な奴だ」とか「いい加減な仕事をするな」とか。

 

でも「いい加減」というのは、いい程度、適度、適当であって、絶妙な中間の程度でもある。

だから「いい加減な奴」でも全く約束を守らないわけではなく、守ることもあったりするのだ。完璧に約束を守るのでもないし、全く約束を守らないのでもない、ある意味もっとも人間らしくもある。

 

実はこういう絶妙な中間のバランスをとることが案外難しい。そして極端を求めてしまうところがある。それが息苦しさを招いてしまう。

私はNHKの「ブラタモリ」をよく観るのだが、タモリの持ついい加減な雰囲気はとても好きだし、見習いたいことは多い。

そのタモリの言葉で気に入っているものがある。

休日にゴルフをしているとき一緒にプレイしていた人に向かってこう言ったという。

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」

 

真剣のなかにいい加減さがあり、いい加減のなかに真剣さがあるような絶妙な言葉だと思っている。

こういういい加減さを身につけたい。

 

 

ヤフーとLINEの経営統合で思うこと

ヤフーとLINEが正式に統合することになった。これによって今後何が起きるかはわからないが、大きな影響があることは確かだろう。

 

こんな大きなニュースにもかかわらず、私は投資的にヤフーにもLINEにも興味がわかない。

これについて深く考えていたつもりはないのだが、自然と避けていたといえるかもしれない。

気付けばここまでいわゆるIT企業に投資したことは少ない。今ではIT関連としてはコムチュアやロゼッタに投資しているが、ヤフーやLINEのような広く一般消費者にサービスを提供する企業ではない。そして広告収入をメインとしている企業を極力避けてきたように思う。

 

一般消費者に無料でサービスを提供し、広告収入で賄うというというビジネスモデルは確かに理にかなっているかもしれない。このブログにだって広告が掲示されている。

でもそれが広がることによって、過剰さが目立ってきているように思える。勝手に情報が収集され、それが勝手に知らないところで利用されているという不安がある。そして広告主の意向がどんどん反映されるようになる。現実にそうなってきているような気がしてならない。

 

やはり何かを生み出し、それを提供した相手側から対価を受け取る、というのがビジネスの根本ではないのか。広告収入に依存する企業は永続できるのか。

そういう疑問がつきまとうのだ。