投資狂日記

自由を追求するブログ

日経新聞に掲載された「NEXT1000」の企業は投資先として魅力的か

今日の日経新聞朝刊で、日本経済のけん引役と期待される中堅の上場企業約1,000社のうち安定して純利益を稼いでいる企業のランキングが20位まで記載されていた。

このうち私が投資している日進工具が10位に、そして信用で買建てているリニカルが15位にランクインしていた。

 

20位までの顔ぶれを見てみると、知っている企業もあるが全く知らなかった企業もある。こういうランキングを見たとき、投資先として魅力的かどうか調べたくなる。

 

ランキング1位は光製作所という家具メーカーで不動産賃貸業も収益源となっている。財務内容は堅実で確かに安定しているが、家具事業はあまり儲かっておらず不動産賃貸が支えているようだ。成長性はあまりなく配当も伸びていない。この日経記事の影響なのか今日の株価は大幅に上昇して予想PERは約15倍弱となっている。とりたてて割安といううわけでもない。ROEも低いので現段階では私だったら投資しない。

 

ランキング2位は福井コンピュータホールディングス。建築・測量土木CADが強い。会社四季報によると社内でなにやら揉め事があったらしい。財務内容は良好でROEもいい。配当も少しずつ増えているので堅実といっていい。予想PERは約35倍とちょっと割高に感じる。20倍以下だったら検討の余地があるかといったところ。

 

この他にも「正露丸」で有名な大幸薬品やパソコンソフトのソースネクストなどがランクインしている。

このNEXT1000の中堅企業は魅力的な企業は確かに多いと思う。だがむやみに投資するのは避けるべきだろう。

ランキングに出たことで一時的に株価が上昇するだろうが、それが長続きするとは限らない。業績の推移をよく吟味し、将来性があるかどうか判断したうえで投資するというのが長い目で見て有効ではないかと思う。

 

 

上記は私個人の考えです。投資は自己責任でお願いいたします。この記事により損害を被ったとしても一切責任は負いませんのでご了承ください。

 

投資家というライフスタイル

個人が投資家として食っていく、ということに世間一般では胡散臭いものに映っている。だから「仕事はなんですか」と尋ねられると答えるのに躊躇してしまう。

自分の親にでさえ投資というのを説明するのに苦労する。

「株のほかにも先物とオプションというのがあって、それを組み合わせてリスクをヘッジしながら云々・・・」と言ったところで理解されるはずもない。

自分の子供からも「お父さんの仕事何?」と言われると説明するのが難しい。いずれちゃんと説明しなければならないとも思っているが、わかってもらえるかはわからない。今、自分の会社を作ろうとしているが、それは「会社役員」という肩書ができ、幾分説明を省くことも可能になるということもあるのだ。

 

投資が仕事といっても、何かを生み出しているわけでもなくギャンブルに似たことをしているだけだ。ここになにか後ろめたいものを感じてしまうのだろう。

 

投資は社会貢献につながるともいわれる。確かに創業間もない企業に出資してその企業が社会に受け入れられて成長したというのならば、その投資は社会貢献したことになるのだろう。だが、通常の投資家は市場で売買するだけだ。株を買った金は売り手に渡るだけで、直接に社会貢献しているわけではない。間接的にも実感することは難しい。

だから「投資は社会貢献です」といわれても気恥ずかしくなる。

ただ、投資家として資産を築いたあと、寄付というかたちで社会貢献することはできる。将来のことなのでできるかどうかは不明ではあるけど。

 

投資家というのは職業ではなくてライフスタイルといったほうがいいのかもしれない。

他人からはなかなか理解されないかもしれないけど、他人の目を気にしていたってしょうがない。

 

単純に投資というのが楽しくて好きなのだ。

それでいいじゃないか、と言い聞かせている自分がいる。