投資狂日記

自由を追求するブログ

運用状況(2023/5/14時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

<現物株 評価損益率>

コムチュア    500株    162.39%
エーアイテイー    6,200株    362.73%
芝浦電子    300株    56.93%
マークラインズ    1,200株    3.78%
カナミックネットワーク    2,000株    -26.58%
アンビスホールディングス    1,600株    88.77%
竹内製作所    500株    25.93%
理研計器    400株    -5.49%


<信用買建 評価損益率>

ハブ    1,000株    -52.20%
日精エー・エス・ビー機械    300株    -54.07%
カナミックネットワーク    2,000株    -31.98%

 

投資狂インデックス30は112.22で最高値更新。日経平均株価は昨年末を100とすると112.62でこちらも今年最高値更新。投資狂インデックス30は日経平均株価に肉薄すれど追い越せず。

 

決算発表が相次いだが、株価は軟調に推移。決算内容と今後に不安があったコムチュアは決算発表前に一部売却。上村工業は今期の業績悪化が見込まれていることから、含み益があるうちに売却し様子を見ることにした。案の定、上村工業は決算発表後に株価が下落した。今期の業績予想は思ったよりも悪い。

コムチュアは決算発表でハプニング発生。いつもより開示時間が遅く、何か嫌な予感がしていたところ、発表された決算短信が本決算ではなく第3四半期決算のものが開示されるという大失態。開示時間の予定に間に合わせようとしてミスが起きたのだろうか。決算内容と今期の業績予想は思ったほど悪くはない。ただ、決算の内容以前に管理体制が大丈夫なのか心配になる。案外こうしたところに綻びが出るものだとすれば、もう売り時と判断したほうがいいのかもしれない。

 

一方、決算発表で株価が大幅下落した理研計器株を買い増し。半導体市況の影響を受けやすいが、事業内容が堅実なため長期的には成長が期待できると判断している。

決算で考えること

今週は保有銘柄の決算発表が多い。

その決算発表を見て一喜一憂してしまうものだが、そうした感情に流されて株式を売買してしまうことは非常に危険だし、成功からは程遠くなりがちだ。そしてもっと厄介なのは、決算内容とそれを受けた株価の動きが噛み合わないことがあることだ。決算内容がよくても株価が反応せず、さらには大幅下落してしまうことすらある。逆に、悪い内容でも思ったほど株価は下がらず、それどころか上昇してしまうこともある。

 

決算は過去の結果であり、その内容の良し悪しはある程度想定済みであることから株価はすでにそれを織り込んでいると考えた方がよい。だからより注目すべきは現在進行中の今期の業績がどうなるかの予想なのだ。この予想が強ければ株価は上昇しやすいし、弱ければ下落しやすい。

 

今回の決算はどんな傾向か。

決算内容としては悪くない。むしろ良いところもある。だが、今期の業績予想が弱い。コロナ禍から脱却するという良い雰囲気もあるが、その一方で米国の金利動向と景気、ウクライナ情勢など懸念材料があり、米中対立も激化して国際情勢の先行きは不透明なままだ。こうした不安要因から弱い業績予想となっているのだろう。

 

見通しが弱ければ株価は下がり、売ってしまいたい気持ちに引っ張られるが、ここでもう一息踏ん張って深く考えてみることが重要だと思っている。

景気は波のように揺れ動き、強い時も弱い時もある。それを受けて企業の業績も上下するわけだが、弱いときこそその企業のビジネスモデルや収益構造の強さはどこにあるのかを考える。その企業の持つ強さが失われていない限り、一時的に低迷することはあってもやがて盛り返してくるものだ。もし、その強みだったものが強みでなくなっているのならそれこそ売り時だといえる。

 

決算内容が悪い中でも、ちょっとしたところに明るい兆しが混じっていることもある。そしてそれは案外気付かれたりしないでそのままスルーされてしまったりする。もちろんその逆のパターンもある。

 

また、決算前に危うさを感じているなら、いったん一部を売却して退避し、決算を確認してから再度考えるということもありだろう。

決算の前後は投資方針を見直すきっかけとなり、ときには微調整も必要となる。