投資狂日記

自由を追求するブログ

金利と株価

一般的に金利が上がると株価が下がると言われる。これは、金利が上がると相対的に債券などの利回りが魅力を増すため、株式が売られるという理屈らしい。

さらに、PERの逆数である株式益回りと金利の差を比べると、PERが相対的に高いグロース株の魅力が低下し、株価が下落するという。確かに今年はグロース株の下落が目立っている。

 

だが、こうした株価下落が本当に妥当なのだろうか。

金利の上昇によって反射的に株価が下がっていくのには違和感がある。

 

例えば、有利子負債がない企業では金利上昇したところでたいした影響はないはずだ。借金がない企業は、借金せずとも十分稼げる事業をしている。十分に稼げるからこそ借入する必要がない。借入を活用しないといけない企業とは異なるはずなのに株価は一斉に売られてしまう。

 

とするなら、現状のグロース株のうち、キャッシュを稼ぐ実力がある企業は売り込まれすぎて相対的に割安になっているのではなかろうか。

 

金利上昇によって債券などの利回りが魅力を増すといっても、その一方でインフレも加速しているので利回り上昇分はインフレで相殺されてしまい、結局のところそれほど魅力的ではない。長い目で見れば債券より株式のほうがパフォーマンスがいいのはインフレにある程度対抗できるからだ。

 

今日の株価も大きく値下がりした。実力のあるなしに関係なく株式市場全体が沈むのは、実力のある成長企業に投資するチャンスになる。

ちょうど決算発表シーズンでもあるため、悲観する相場に落ち込まずにじっくり吟味したいところだ。

 

運用状況(2022/5/8時点)

現在の運用状況は次の通り。※個人口座のみ

<現物株 評価損益率>

コムチュア    1,800株    245.95%
エーアイテイー    6,200株    347.11%
芝浦電子    300株    57.21%
マークラインズ    1,300株    17.71%
カナミックネットワーク    4,600株    -23.19%
アンビスホールディングス    800株    63.15%
ジャストシステム    300株    -17.46%
アイ・アールジャパンホールディングス    100株    -19.44%
エムスリー    100株    -0.47%
WDBココ    100株    7.54%


<信用買建 評価損益率>

ハブ    1,000株    -68.40%
日精エー・エス・ビー機械    300株    -66.84%
カナミックネットワーク    2,000株    -26.71%

 

投資狂指数は先週の90.79から88.99へ下落。バリューコマース、メドピア、M&Aキャピタルパートナーズが大きく下げた。ワークマン、エニグモコーエーテクモHDが堅調。

 

ポートフォリオは反落。エムスリーがマイナスへ転落。芝浦電子も軟調

 

ゴールデンウィークの合間は冴えない動き。気付けば日経平均ボラティリティー・インデックスが30目前まできていて要警戒。

マークラインズが第1四半期決算発表。内容は良く、順調な滑り出し。だが相場の雰囲気が良くないため週明けの株価の反応はあまり期待していない。ただ、業績がしっかりしていれば株価はいずれついてくるものだから余計な心配はせずホールドし続けるのみ。